著名人対談


vol.29

追いつめられた資金繰り起死回生の『頂点への道』

青木仁志(株式会社アチーブメント 代表取締役 兼 会長 アチーブメントグループ 最高経営責任者(CEO))
北海道函館市生まれ。若くしてプロセールスの世界で腕を磨き、トップセールス、トップマネージャーとして数々の賞を受賞。 その後に能力開発トレーニング会社を経て、1987年にアチーブメント株式会社を設立。会社設立以来、延べ41万人以上人財育成、5000名を超える中小企業経営者教育に従事。 自ら講師を務める公開講座『頂点への道』講座スタンダードコースは28年間で700回毎月連続開催達成、国内屈指の公開研修へと成長。 現在では、グループ6社と4つの関連団体の代表を務めている。 また、累計58冊の著書を執筆する著者でもある。
青木仁志氏 × 青木仁志 アチーブメントクラブニュース vol.144より

北海道函館市生まれ。若くしてプロセールスの世界で腕を磨き、トップセールス、トップマネージャーとして数々の賞を受賞。 その後に能力開発トレーニング会社を経て、1987年にアチーブメント株式会社を設立。会社設立以来、延べ41万人以上人財育成、5000名を超える中小企業経営者教育に従事。 自ら講師を務める公開講座『頂点への道』講座スタンダードコースは28年間で700回毎月連続開催達成、国内屈指の公開研修へと成長。 現在では、グループ6社と4つの関連団体の代表を務めている。 また、累計58冊の著書を執筆する著者でもある。

千代の富士 経営の本質は「『理と利の統合』である」と青木は言う。経営を存続させるために不可欠なのは、理念だけではなく経営資金。企業は会社がどのステージにいても、売上を上げていくことが重要なのは言うまでもない。
アチーブメントは、毎年増収増益、無借金経営を継続し、内部留保も潤沢に保持している。今でこそ、長期と短期の資金繰りにバランスを取りながら、盤石な経営基盤を確立しているが、かつて創業して間もない頃、資金繰りにおいてあわや倒産ギリギリの綱渡りをしていたことはあまり知られていない。

千代の富士に学ぶ、成功法則を教材化

創業して間もない頃、青木に舞い込んできたのが、故・横綱千代の富士(九重親方)の引退を記念した能力開発教材の制作の話だった。
千代の富士と言えば、前人未到の通算1045勝を樹立した大横綱。国民栄誉賞を受賞した相撲業界のスターである。
青木とは同年代・同郷の間柄。決して相撲界でエリートではないと言われていたところからの成功ストーリーには、高校中退からトップセールス・トップマネジャーのキャリアを築いてきた青木にとって重なるものがあったと言う。

青木は教材開発を快諾。そして1990年に完成したものが、横綱千代の富士の相撲人生から成功の法則を学ぶ、「横綱千代の富士『頂点への道』」であった。教材は30時間に及ぶ千代の富士のインタビューが収録されたカセットテープ・付随するワーキングシートで「成功の本質」の学びを深めていくものであった。千代の富士の実績もあり、大手新聞をはじめとしたマスコミが大々的に取り上げた。大きなビジネスャンスが待っているかのように思われた。

毎月、数十万円の資金繰りに奔走

しかしこのプログラムは予想に大きく反して、全くと言っていいほど売れなかった。
青木は述懐する。「教材内で伝えていることは今と同じ。非常によくまとまっていました。ただ、今でこそ思いますが、相撲と能力開発が顧客にはうまくリンクしなかった。千代の富士ファンは購入しても、日々の行動に落としこまれるイメージが湧きづらかったのかもしれません」。

抱えた不良在庫は3000セットを超え、約1億5000万円分もの在庫の山が重く青木にのしかかった。
毎月1000万円の売上に満たない中、在庫によって生じた借金の波が、毎月300~400万円となって押し寄せる。
ブリタニカで数々のタイトルを獲得したその営業力で、日々奔走したが、数十万円の資金繰りに苦労し、倒産の危機にも直面していた。

一切の弱音や隙を見せなかった青木も、時には、「万策尽きた」と思う月もあった。
重い足を引きずりながら、立ち止まったのは消費者金融の前。
しかし、中に踏み入ろうとしたとき、はっと我に返った。
「ダメだ、ここで金を借りたら、俺はかつてブリタニカに入る前の事業に失敗した時と同じになってしまう。大丈夫だ、まだ俺は売れる。何もないところから、トップセールスになってきたじゃないか…」。
青木は自らを信じる気持ちを確認し、再び街へとセールスに駆け出していった。

私だからこそ、伝えられる

「どうしたらこの在庫を全て売ることができるか」。考え続けて2年後、青木はある案を思いつく。
それは教材をテキストに、自分のこれまでの能力開発のエッセンスを凝縮した研修を実施するというものだった。
そして1992年にわずか5名で第1回目を迎えたその研修こそが、『頂点への道』講座スタンダードコースだった。

開始からしばらくは忍耐の日々が続く。
しかしそれでも前に進み続けたのは、「もう後がない」危機感以上に、どうしても伝えたいメッセージがあったからだ。
17歳で社会に出て、自信も、お金も、人脈も、学歴も一切ないところから積み上げてきたこれまでの人生、それはまさに「能力開発そのもの」。同時に、今の逆境を乗り越えることこそが、青木にとっての『頂点への道』で説かれる成功原則の実証であった。
だからこそ青木はそこに全てを込めた。
「人は、誰でもいつからでもよくなれる」、その信念が受講生に連鎖していった。
魂の底から湧き上がるメッセージが、青木の「生き方」を通して伝わっていった。口コミで広がる評判を聞いて受講者数が拡大していった。

そして教材の発売から実に7年後。研修に付随した教材を全て完売し、借金も完済を迎えた。
スタンダードコースはその後も継続され、25年間連続開催、合計638回を超えている。
かつての5名から、新規受講生は3万名を数えるまでになった。

かつてアチーブメントも創業期に陥った資金繰りへの恐怖。
その状況を逆転させたのは、トップ自らの「可能性への信念」であり、そして、それこそが存続の生命線となった。
「おそらく〝信念〟という言葉は誰もが知っているでしょう。
しかし、その〝信念〟を人生に『使える』人間は少ない。人生も組織も、その人の信念が投影されるのです」。
その思いは、今も自らの指針、そして人々への指針となって広がり続ける。

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