青木仁志の社長日誌青木仁志の社長日誌

教育に求められることは、健全な自己愛を育むこと

2020年09月8日

先日、ユニセフ(国連児童基金)が経済協力開発機構(OECD)または欧州連合(EU)に加盟する38ヵ国の子どもの「身体的健康」「精神的幸福度」「スキル」の3分野のランキングを発表した。日本は身体的健康は38ヵ国中1位なのに対して、精神的幸福度は37位であった。精神的幸福度は15歳時点での生活満足度が高い子どもの割合や、若者の自殺率などから算出されている。日本の評価としては、「家族からのサポートがより少ない子どもたち、いじめに遭っている子どもたちは、精神的健康がより低い結果になった」とのことだ。日本の若年層の死因No.1が自殺であることからも納得してしまう結果である。

スキル分野では38ヵ国中27位という結果となっており、読解力や数学分野の学力では平均を上回っているものの、「すぐに友達ができる」と答えた子どもの割合は平均を下回っている。

これらの結果は、両親の深い愛情と質の高い教育を受けて育てられていないことによって、幼少期に自己愛が育まれていなかったことが現象化したものである。子どもにとっての環境は両親と学校の先生だ。現在、主流になってしまっている偏差値を重視した、受験競争に勝つための教育も相まって、子どもの自己肯定感が低くなってしまっている。

親や教員が、成績が良いから褒めるであったり、宿題に取り組んだから褒める、志望校に合格したから褒めるという条件付きの愛ではなく、子ども達の存在そのものを認め、無条件の愛を子ども達に与えていくことが必要である。親が子どもに与えられる最大のギフトは「命」だが、その次は「自己愛」だ。自己愛があるということは、自分を大切にできるということであり、さらに自分を愛せる人は他人も愛することができ、良好な人間関係を築くことができる。「すぐに友達ができる」と答えた子どもの割合は平均が下回っているという事実は、子ども達の自己愛を育む関わりを教員や親ができていないことが根本的な原因だ。

親御さん向けに、選択理論心理学を土台にした子育てについての本もアチーブメント出版から出しています。教員の方にも読んでいただきたい本です。私も、親や教員の教育に力を入れていこうと思っています。将来の社会を担う子ども達に良い教育を届けられるように取り組んでいきます。

スクリーンショット (254)

友だち追加
LINE@にてブログの更新をお知らせします
青木仁志 Profile
アチーブメント株式会社
代表取締役会長 兼 社長
アチーブメントグループ
最高経営責任者(CEO)
青木 仁志(あおき・さとし)
北海道函館市生まれ。1987年、選択理論心理学を基礎理論とした人材教育コンサルティング会社「アチーブメント株式会社」を設立、代表取締役社長に就任。 創業スタッフ5名でスタートした会社は、グループ子会社6社を含めて、従業員220名体制へ。
著書は59冊、42万名以上に研修を行ってきた人材教育のプロである。専門分野は人材開発、キャリア開発、組織開発、営業力強化、選択理論心理学など。その活動の幅を広げている。
友だち追加
LINE@にてブログの更新をお知らせします

お薦め書籍

「人を育てるプロ」が松下幸之助から学んだ、その教育の真髄
松下幸之助に学んだ 「人が育つ会社」のつくり方
松下幸之助に学んだ 「人が育つ会社」のつくり方別サイトへ
著者:青木仁志
過去約30年間に、35万人以上の人材育成に携わった 「人を育てるプロ」が、松下幸之助から学んだ、 その教育の真髄をお届けします。
世界的ベストセラーの完全翻訳版!
新・完訳 成功哲学
新・完訳 成功哲学別サイトへ
著者:ナポレオン・ヒル=著/ロス・コーンウェル=編/宮本喜一=訳/青木仁志=解題
1937年刊行の初版から削除された部分を復刻し、原著を忠実に再現!!
特別体験動画無料公開中 Twitter「経営・マネジメントのエッセンスをお届けします」 LINE@ 友達追加 Instagram「プライベートの素顔の青木を発信します」 「青木仁志」達成スタンプ第二弾!! 平川亮選手 応援団募集中

▲ PAGE TOP