言葉のハンデを克服、トップセールスレディーになった人

今日、福岡で講演した。
講演後、第一生命の九州ブロック
4年連続第一位、
2006年度法人部門準王座受賞者の
優績営業職員、
受講生の嘉悦涼子さんに
お食事をご馳走になった。
嘉悦さんのサクセスストーリーが
素晴らしいので皆さんに紹介する。
嘉悦さんは中国留学生として15年前に
日本に来日したが、最初、言葉が全く話せないので、
職業の選択を考えて近所の八百屋でアルバイトをした。
八百屋にした理由は、
胡瓜、茄子、人参、トマト、見れば分かるのと
値段の説明が要らないという理由だという。
「どうもありがとうございました」だけで通用する仕事
ということで八百屋に決めたというのが面白い。
飛び込みで見つけたアルバイト先の八百屋で、
たどたどしい日本語で「明日もよろしくお願いします」
と言ったら、店の方に「明日はよか」といわれた。


本人はプラス思考なので
「明日も来て下さい」と言う意味と捉え次の日も通った。
良く考えてみれば、
「明日はよか」とは“明日はこんで良い”という意味なのに、
元来ポジな嘉悦さんには
「明日も来て下さい」と聞こえたということだ。
毎日「明日も来ていいですか?」と聞いて
そのたびに「明日はよか」と言われ、日当で3000円もらい続け、
言葉の本当の意味が分かったのは半年後だというから面白い。
唯、言葉を覚えなければ良い仕事には就けないと考え、
今度はスナックでアルバイトをし、言葉だけではなく忍耐と奉仕を学ぶ。
酔っ払いの相手は嫌な思いも色々経験したけれど
忍耐の勉強になったと嘉悦さんは言う。
その後、8年前に第一生命入社、
最初はぜんぜん結果が出ずに苦しんだこともあるという。
離婚を経験し、まだ幼なかった今年小学校2年生になるご子息を
幸せにしたいという気持ちと、負けてなるものかという
まさにど根性でコツコツ成績を積み重ね、
ついに4年前に九州ブロックチャンピオンになる。
弊社のシンボリックセミナー新・「頂点への道」を全て受講し、
昨年は法人部門で全国ベスト3に入り
『準王座』を手にすることになる。
素晴らしいサクセスストーリーだ。
言葉のハンデを乗り越え、
全く知り合いの居ない日本でゼロから開拓し、
ついに九州ブロックナンバーワンから
全国に名前が知れわたる活躍をしている。
全ての現象は心の投影である。
心の形を大切にしなさいと言ってきたが、
素晴らしい成功である。
今彼女のエンジンは
中国人の印象をもっとよくしていきたいと頑張っている。
多くの中国留学生の星になるのが、生きる目的の一つになっていると聞き、
まさに”動機善”のパッションエネルギー(熱意の力)を感じた。
“人生の目的が変われば人生の質が変わる”
嘉悦さんの今後の活躍に期待したい。
お食事ご馳走様でした。
今大阪に向かう新幹線でこのブログを書いている。
今日も良い一日だった。

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