戦略的に生きる

私の職業は能力開発コンサルタントである。
能力とは「物事を成し遂げる力」と定義している。
そうすると私の職業は“人々の物事を成し遂げる力を開発する専門コンサルタント”ということになる。
私はこの道でピンを目指している。ピンとは頂点である。
山登りでいえばエベレスト登頂を目指しているということだ。
この姿勢が私の職業では重要だ。
この社会は勝ち組と負け組に分かれている。
勝ち組に属する人は理想を高く掲げ、
高いレベルの目的意識と目標意識を持ち、
具体的に目標を計画段階に落とし込み、
その達成に向かって日々具体的に行動している。
その反対の負け組の人々は理想もなく日々の生活に埋没し、
目的も目標も無く日々したいことに流され、
ただ生存の欲求を満たす怠惰な生活を送っている。
一度しかない人生、二度無い人生をいかに生きるかによって人の一生は決まる。


私は人生を戦略的に生きようと思い立ち、
17歳から27歳までを学習の段階と名づけ、青春時代はとことん働いた。
私の基礎は仕事面でもプライベート面でも過酷な逆境経験の時代に出来上がった。
特にフルコミッションセールスマンの経験、
その後のセールスマネージャー時代の経験は
現在の私の職業において非常に重要な経験であった。
同じ商品を扱って何故売れる人と売れない人がいるのか、
又、全ての面でうまくいく人とうまくいかない人がいるのか、
その決定的な差は何か等、
私は自らの体験や経験を通じてこの眼と体で確認してきた。
貴重な青春時代であった。
次の段階は28歳から35歳までで、指導力開発の段階である。
基礎を拡張する段階で人の上に立ち組織をまとめ
組織的に目的目標を達成することを学ぶ段階である。
私の経験からも頭角を現す人間は35歳ぐらいまでに頭角を現してくるものだ。
35歳頃までに自分は専門職業人タイプか組織者タイプかを知り、
その後の36歳から45歳までで徹底的に自分の才能を伸ばす。
これは挑戦と拡張の段階である。
そして45歳の段階では自分の道が見えてくる。
後は自分が敷いたレールをとことん走りぬき、
46歳から60歳までは富の形成の段階に入る。
この15年間は黄金時代である。
武道の世界で成功するにはよく心技体が大切であるといわれるが、
能力開発の世界も合い通じるものがあり、
それはマインド、ナレッジ、スキルの三点である。
これを総合的に高めていけば、どの道でもその道の成功者になれる。
私は現在51歳だが、現在この富の形成の段階を生きている。
人材教育コンサルティング会社の経営と出版社の経営、
ベンチャー企業の育成会社の3社の経営と出資会社4社の役員、
その他、非営利法人では社会奉仕として色々な役職を担っている。
それ以外に執筆、講演、活動等、大変充実した日々を生きることが出来ているが、
この全ての繁栄の源は能力開発コンサルタントとしての専門性から発生している。
能力開発コンサルタントとしての能力が低ければ全てを失っているし、
会社も金も人も何もかもがない。私はそれを自覚している。
ハンカチの原理と名づけているが全ての成功は本質の追求から生まれるものだ。
これから60歳の還暦までこの道を本気で走りぬく。
“この道以外に我を活かす道なし”という心境である。
そして自己を拡張し続け、自分のレベルまで社員のレベルを徹底的に高めていく。
そこに見えるのが人材教育コンサルティング会社日本一の世界だ。
しかし、法人としての日本一への道はまだまだ遠い。
私の後継者がよほど斬新な経営をすれば期間は短くなるだろうが、
これから十年以上かかることは間違いない。
これは個人として頂点を極めるよりも難しい世界である。
先日23冊目の本を出版したがセールス(営業指導)、
マネジメント(営業の組織管理、起業や中小零細企業の経営指導)、
パーソナルディベロップメント(自己開発や自己動機付け)の分野で
これからも貢献の人生を生きていきたい。
自分の最も得意分野にあらゆる資源を集中していくことが成功の秘訣である。
成功の世界はいわゆる本気の世界である。
一生懸命レベルでは大きな成功はない。本気あるのみである。
自分の才能を伸ばし、才能を活かせる仕事を見つけ、
才能をその対象市場において更に伸ばし拡張し続けていくこと。
これ以外に成功の道は無い。成功の道は自ら見つけ、自らの足で歩み続けていく道である。
そして最後は社会還元の段階がある。
私は61歳以降、人生の仕上げはこの社会から虐めや差別をなくす社会活動家として
この命を捧げる所存である。
児童の虐待問題や不合理不条理なあらゆる差別や虐待に対して
それをこの社会から排除していく活動を死ぬまで続けていく。
その活動の母体となる財団を60歳でつくりたいと考えている。
人生80年、あっという間であるが計画的に生きる人生と
全く無計画にしたいことだけをして生きていく人生は大きな差が出ると思う。
80歳で天国に帰る時、ああ自分の人生は本当に納得のいく人生だった
といえる人生を私はこれからも追及していく。
今、山形に向かう新幹線の中でこのブログを書いているが、
一人でも多くの方々に戦略的に人生経営を生きることを伝えたいと思っている。
今ブログを読んでくださっている皆さん、お互いに一度の人生、悔いなき人生を生きていこう。
今日も「一日一生」の精神でベストを尽くす。
わが人生に悔いを残さないために。

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