周りが協力者になる経営とは

昨日までアチーブメントテクノロジーコース特別講座7期をリアル開催しました。多くの経営者が3日間現場を離れ受講し、また、8名のアシスタントの方々へは、上質な学びの場を一緒に創り上げてくれました。感謝します。アチーブメントは34期目に入りました。私は33年間、講座の中で、経営の目的は「縁ある人を幸せにすることである」と伝え続けてきましたが、皆さんは、

「なぜその会社を経営していますか?」「なぜその事業を選んだのですか?」

こう聞かれたときに何と答えるでしょうか。私は経営の目的は「縁ある人を幸せにすることである」と伝え続けてきました。経営学の世界では「経営の目的は利潤の追求である」という主張が目立ちます。経営と経営学は全く別物です。

私はマンションオフィスに社員5名資本金500万円で創業しましたので、当時は資金繰りも厳しかったですが、当時から経営の目的は利潤の追求ではなく、縁ある人を幸せにすることだと言い続けています。先輩経営者から「そんな綺麗ごとを言っていたら会社をつぶす」と笑われたこともあります。

もちろん、綺麗ごとを言っているだけでは意味がありません。二宮尊徳の言葉に、「経済なき道徳は戯言である 道徳なき経済は犯罪である」という言葉があります。経営の目的を大切にし、最終的には経済で完結する。私はこれを「理と利の統合」と呼んでいます。理とは、理念の理、心理の理、理想の理。そして利は利潤の利、利益の利、営利の利。つまり、縁ある人を幸せに導いた結果、得られる果実が利益であるという考え方です。利益がでない、赤字になるということは、縁ある人を幸せに導けていないということです。

目的を持たず、相手を負かして利益を得る方法が存在することは確かです。ただし、そういった会社は短期的な繁栄しか手に入れることはできないでしょう。いつかは協力者がいなくなり、会社をたたむことになります。私の友人でありワタミ株式会社CEOである渡邉美樹さんは3度の倒産の危機を迎えた際に、銀行や周囲の人が、「あなたの会社は潰れてはいけない」と言って、力を貸してくれたそうです。これこそ、本来の会社のあるべき姿だと思います。あなたの会社はそう言ってもらえる会社でしょうか。

私は、縁ある人を幸せに導くことを目的に、長期的に繁栄し、社会を支える企業を一社でも輩出するために、これからも3日間の講座に立ち続けます。

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33年間にわたり、アチーブメントが実践してきた理念経営の極意を「体験動画」と「実践事例デジタル冊子」にてお伝えします

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