• 公益社団法人 日本青年会議所 第71代会頭

    中島 土氏

  • アチーブメント株式会社 代表取締役会長 兼 社長
    青木 仁志

第1回・後編 「内側からやりたいと思わないと、成果を最大化しにくい」

様々な業界で活躍するトップリーダーの方をゲストにお招きし、どのようにトップにまで上り詰めたのかを、リアルな体験をもとに成功の技術を熱く語りつくすラジオ番組、青木仁志のトップリーダーと語る「成功の技術」。記念すべき第1回放送には、日本青年会議所(JC)第71代会頭の中島土さんが登場。中島さんは、誠実さが洋服を着て歩いているようなお人柄です。青木も「誠実で前向き、日本の国を思う純粋な心を持つ素晴らしいパーソナリティをお持ちの方」と語ります。放送の後編では、リーダーとして大切にしてきたこと、人を内発的な行動に繋げる技術を伺いました。

内側からの動機が成果を最大化させる

青木

中島さんは日本を代表する青年経済人組織の3万人のトップに上り詰めた方です。これまでを振り返って、リーダーとして何を大切にして活動してきましたか。

中島氏

これは謙遜ではなく、私は本当に失敗ばかりしてきました。日本青年会議所(JC)で成功したという記憶は思い返してもないんです。

青木

そのお話は興味津々です。私には成功のイメージしかありませんでした。

 

中島氏

ただ、振り返って思い出すのは、私ができていないことに対して、周りの素晴らしい人たちが常に助けて下さったということです。それは12年間通してです。ですので、私の考えるリーダー像は、周りの素晴らしい人の力をより最大化していくために、自分ができるサポートは何なのかを考える人です。

青木

いまのお話を聞いて、松下幸之助の名言をフッと思い出しました。それは、「指導者に必要な能力をたった一つあげよ、と言われれば、自分より優れた人間を使えるということですな。それだけで十分ですわ」という言葉です。中島さんは、周りの人間に対して、主体的、内発的に行動を起こさせる技術を無意識のうちにお持ちなのだと感じました。

中島氏

いま仰った、内発的動機はとても大事にしています。これも青木社長から教えていただいたことですが、自分が内側からやりたいと思わないと、成果も最大化しにくいですし、心の中からの喜びも出てこないと感じます。

青木

やらされているという感覚は苦痛以外の何物でもないですからね。私は自分の子どもに対しても、社員に対しても「これやれ、働け」と言ったことは一度もありません。

中島氏

青木社長のお子さんも社員のみなさんも、組織が掲げる理念と、自分の人生の理念が見事に合致されているのでしょうね。だから、毎日が楽しくて仕方ないと思えるのだと思います。

成し遂げたいことを思い描き、なりたい自分を明確にする

青木

私がつくづく感じるのは、何のためにそれをするのか、自分がどうなっていきたいのか、どんな人間になっていきたいと思っているのかという目的の部分が大事だということです。だから、青年会議所のみなさんが日本のために手弁当だけで活動しているのは、本当にすごいことです。

中島氏

仰る通り、JCは組織からお金が出ず、みんな持ち出しで活動をしています。それぞれ本業の仕事があるなかで活動するので、自分がどうなりたいのかを明確にすることが大切だと思っています。さらに青木社長は、人生を成功させる、組織を成功に導くためには技術が大事だと仰っています。

青木

結局、人間と他の生き物との違いは思考力にあると思っています。アメリカの啓蒙化のアール・ナイチンゲールの言葉に、「人はその人が考えているとおりの人間になる」という言葉があります。成し遂げたいことを思い描く力はとても大事だと思います。しかし、世の中を見ると、教育や人間関係、仕事のなかでも、指示命令や「〜しなければならない」「〜ねばならない」といった考え方で支配されています。これは、人の中にある内発的動機づけの芽を積んでしまっているように見えます。

中島氏

内発的動機づけによる行動はトップリーダーだけでなく、中間層や社員の方全員に必要なものだと思います。なので、JCの中で内発的な行動に繋がる機会を提供しようと考えています。

青木

JCの会員になるような方は、お金のためや地位のためという人はいないでしょうからね。大変勉強になる組織だと思います。

中島氏

最初はやる気も自信もなく、軽い気持ちで始めたJC活動でした。しかし、素晴らしい人との出会いのなかで、人は人で磨かれることを体験しました。そして、少しずつ、私なりのリーダーシップを発揮したい、誰かの役にもっと立ちたいという気持ちになることができました。

青木

中島さんからお話を伺い、人を内発的な行動に繋げる技術、敢えて自分を低くして周りを立てながら物事を成し遂げるリーダーシップがあるからこそ、3万人の頂点に立っているのだと学びました。

前編「三振の日もあるが、気持ちは常にホームラン狙い」はこちら▶

中島 土(なかしま つち)
公益社団法人 日本青年会議所 第71代会頭
ジェイリース株式会社 代表取締役社長兼 COO
大分県出身。中央大学を卒業後、大手信販会社などを経て、2012年にジェイリース株式会社へ入社。2011年に青年会議所へ入会し、総務委員会委員長や理事長、特別顧問などを歴任。2022年1月1日から同年12月31日まで日本青年会議所の第71代会頭を務める。

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