第4回・前編 「『若者はダメ』から『若いのにしっかりしている』と評価を覆すことでギアが変わった」

様々な業界で活躍するトップリーダーの方をゲストにお招きし、どのようにトップにまで上り詰めたのかを、リアルな体験をもとに成功の技術を熱く語りつくすラジオ番組、青木仁志のトップリーダーと語る「成功の技術」。第4回放送には、前回に引き続き、株式会社ビジョンの代表取締役社長兼CEOの佐野健一さんが登場。前回の放送では、創業の背景や佐野さんの決断力の秘訣に迫りました。第4回放送の前半では、どのように挫折を乗り越えたのか、壁を乗り越えるために実践していたことを伺いました。

壁を超えるヒントは「興味」と「若いのにしっかりしている」

徳島アナ
今回は、佐野さんがトップリーダーとして活躍するまでに経験した挫折や葛藤などをお聞きし、トップリーダーとなるためのヒントを語り合えればと思っています。

青木

私も含め、多くの人はトップセールスマンになっていくプロセスで挫折を経験していると思います。トップリーダーとなっている現在の現象を紐解いたときに、若いころにどんな生き方をしていて、どのような挫折を味わったのか教えていただけますか。

佐野氏

実は私は昔、人と話すのが不得意でした。サッカーのことは詳しいので話せたのですが、知らないことは話についていけず、また自信もなくうまく話せませんでした。でも、起業家になりたいとなったときに、コミュニケーション能力がないと未来がないと思うようになりました。他にも起業家になるために必要なものが多すぎて、そこが最初の挫折した部分でした。

徳島アナ

でも諦めなかった訳ですよね。

佐野氏

はい。挫折のなかでも一番大事にしたのは興味を持つことです。やはり人は興味のあることは覚えますし、興味のないことは覚えられません。そこに気づくまではいろんな壁にぶつかりましたが、興味を持つようになってからは人よりも覚えられるようになりましたし、一つ壁を乗り越えられたと感じています。

青木

なるほど。興味深いお話です。

佐野氏

もう一つ話があります。どの時代も「いまの若者はダメだ」と言われ続けていますよね。私が二十歳くらいのときも、全然受け入れてもらえない環境でして、企業の社長とお会いしても「若造が来たぞ」という目で見られていました。

青木

わかります。よくある話ですね。

佐野氏

はい。これはいけないと思い、私が考えたのは、若者はダメだというレッテルをどう覆すかということでした。つまり、「君、若いのにしっかりしてるね」と言われるようにできたら、評価が真逆になると気づいたのです。それから、商品やサービス、会社、社会のことを熟知するレベルまで勉強しました。すると、社長たちから「君、若いのにしっかりしてるね」と言われ始めたんです。そこからギアが変わり、とんでもなく売れるようになりました。この「興味」と「若いのにしっかりしている」という二つが壁を超えるヒントでした。

青木

いまのお話は非常に面白く本質的だと思いました。つまり、若さは変えられないけど、その若さを強みに変える臨機応変さ、発想力を感じます。

プロの世界は結果を出すことから逆算して頭を使ってる

佐野氏

当時から、何とか壁を乗り越えないといけないと思っていました。同じ寮に住んでいた同期と毎日ロープレを徹底的にのめり込んでやりました。やはり、トークを覚えてもどこかセリフっぽかったり、思いが入っていなかったりすると相手に伝わります。トレーニングをしていくうちに表情も変わるし、自信もつくし、言葉の強さも変わっていきました

青木

佐野さんはどれくらいの期間でトップセールスマンになりましたか。

佐野氏

けっこう早かったです。入社してから1、2か月で壁にぶつかり取り払いました。これは自分なりの分析ですが、周りの人より仕事に没頭していたことが大きかったと思います。仕事を大好きというところに置いて、のめり込んで取り組みましたし、恐らく他の人は自分より働いていなかったと思います。

青木

なるほど。私も大いに共感するところです。私も貧乏な家庭に生まれて、早くから社会に出て、プロの営業の世界に入りましたが、結局のところ、結果が全てを語っていると思います。やはり、プロの世界は結果を出すことから逆算して頭を使っていますよね。いまの佐野さんのお話を聞いて、トップセールスマンになるべくしてなっていると感じました。20代のうちに仕事に打ち込むことは大切なことですよね。

佐野氏

そう思います。私は営業マンとして入社して、23歳のときにいろんな事業部の事業部長になりました。会社の半分の約800人くらいを見なくちゃいけないんです。となると、おちおち寝ていられません。夜中の二時くらいに上司から電話がかかってきて、会社に戻って計画を作り直して、朝の朝礼から気合を入れなおして仕事に入ることもありました。でも、いまとなっては、そのような役職を与えてくれたことに感謝をしています。

青木

そういう意味ではいい環境でしたね。

 

後編・「ワクワクが心を突き動かす。やりたいと思う気持ちには勝てない」はこちら▶

佐野 健一(さの けんいち)
株式会社ビジョン代表取締役社長兼CEO
鹿児島県出身。1990年、通信会社に入社しトップ営業マンになる。1995年に株式会社ビジョンを設立。2012年より海外用モバイルWi-Fiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」を200以上の国と地域に提供。2015年12月東証マザーズ上場、2016年12月東証一部へ市場変更。

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