社長の時間戦略


土曜日は朝から社内で営業教育を行い、
10時からは2011年採用の学生約200名を前に、
採用トップライブとして、企業理念、ビジョンを熱くメッセージした。

午後からは社団法人首都圏産業活性化協会主催の阿部経済研究所所長の阿部洋己先生が座長を務めるTAMA・ABE経営塾で、
1期生から3期生の方々に対してお話をさせていただいた。

今回は「人生を変える時間戦略」をテーマに経営者にとって最も貴重な、時間資源についてお話をさせていただいた。
約30名の社)首都圏産業活性化協会に選ばれた前向きな姿勢を持った経営者の方々が万障繰り合わせてご参加いただき、熱心に講義に耳を傾けて頂けた。
その熱心な受講姿勢に心から感謝している次第である。

私は常に”時間”を大切にしているが、実は時間そのものは管理することはできない。
しかし、その時間に何をするのか、という行動の選択はできると考えている。


私たちは必ず人生の幕を閉じる死の瞬間を迎えることになる。これは事実である。
その時に自分が「最良最善の人生を生きた」と言い切れる人生を戦略的に生きなくてはならない。

私は自分の人生を5段階に分けて、
17~27歳を学習の段階、
28~35歳を指導力開発の段階、
36~45歳を挑戦の段階、
46~60歳を富の形成の段階、
61歳以降を社会還元の段階と名づけて、
段階を追った実現をしてきたが、この通りに人生は右肩上がりに推移してきている。

091212.jpg人生とは、”生まれてから死ぬまでの時間の総和”だが、この人生を偶然の法則に任せて、無計画にその日暮らしの生き方をすることもできるが、きちんと自分の老いを計算に入れて、還暦までにどのような財を築くか、自分のポジションをどのレベルまで持っていくかということを考えながら、戦略的に生きることは誰にでも出来ることである。

経営者もいつかは老いて現役を引退する日を迎える。
”立つ鳥後を濁さず”という言葉があるが、後継者の育成や、事業承継といった様々な事柄を生きている間に設計しなければならない。
自分の死後まで生きている間に考えておかなくてはならないのが、経営者というものである。

私は日々そのような視点に立って経営にあたっているが、今後、会社も更に発展し、売上50億、経常利益10億、社員300名の組織体になるだろう。

これもすべて目的、目標から逆算して、何が必要かというところから日々意思決定を積み上げていく結果である。

私の人生は神の摂理の中にあるが、私に与えられた自由裁量の中で、最も大きな自由は私の思考をどのようにデザインし、どのように設計し、どのように時間を使うかということであると考えている。

残り40年という、限られた時間の中で誰と仕事をし、どのような価値をつくりだしていくかは、すべては私の選択の結果である。

今日は朝からそのようなことも考えながら、8時からトレーナー部、9時からは若年層キャリア支援チームとの会議を行い、10時からは全社会議として全社にメッセージし、
その後は常勤役員会議で会社の方向性や方針の刷り合わせを行った。

今日は早めに家に戻り、息子と共に時を過ごす。

明日からはまた大阪、そして福岡への出張となる。

どんなに忙しくても、大切な人と大切な時間をつくることは、人生において最も大切なことだと私は考え実行してきた。

人生は日々の判断選択の結果である。

これからも良い判断と選択を行い、
よりよい人生を築き上げていきたいと考えている毎日である。

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