登竜門

国本.jpg先週、2010年アチーブメント全日本F3選手権で、
優勝を飾ったドライバーの国本雄資君と食事の機会を持った。
彼は今年、F3の1つ上のカテゴリである、
全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに

参戦することが決まっている。

 

その食事の席の中で、彼はとても興味深い話をしてくれた。
それが、「登竜門」の話である。

 

中国奥地の竜門山に竜門滝と呼ばれる滝があるのだという。
津々浦々から鯉がそこに集まってきて、
滝を登ろうとするのだが、
その滝は水の勢いがとても強く、
チャレンジしては落とされ、
チャレンジしては落とされ、
それでもチャレンジをし続けているのだという。

 

そして数えきれないほどの鯉の中から
その滝を登りきった鯉だけが龍に変身する。
そのため、そこを通れば立身出世が適う関門として、
「登竜門」と表されるようになったそうだ。

 

国本君は、
「自分はF1ドライバーになることを決めています。
竜門滝を登り詰めた鯉のように、
たとえそれがどれだけ厳しい道であろうとも、
夢に向かって登り詰めていきます」
と言ったのである。

 

私はとても素晴らしいと思った。

 

目指すものがあるからこそ、人は逆境に直面する。
目指すレベルが高ければ高いほど、
当然その逆境も大きなものになる。

しかし、その逆境に直面し、越えようとすることによって、
人は真価を発揮し、成長をしていくものである。
また、末来は自分で現実を決めることができる。
「できる」「できない」ではない。
「やる」と決めるところからすべては始まるのだ。

 

登竜門という言葉を胸に刻み
今日も挑戦の一日を歩んでいこうと思う。

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