公に務める仕事

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昨日は朝一番で名古屋に向かい、昨年に続き、
自衛隊愛知地方協力本部で陸上自衛隊の愛知地方協力本部の役職者の皆様に講演を行わせていただいた。
今回の東日本大震災では、3000人を越える皆さんが、
愛知県からも陸上自衛隊として派遣されたということを伺った。
まだ、全国から5-6万人の自衛隊員が
現地では活動しているとのことである。

小林本部長とお話をさせていただくなかで、
被災地の現状がどれほど大変なものかがひしひしと伝わり、
自衛隊の方々が、本当に寝る時間を惜しんで奉仕をしてくださっていることに
心から感謝の気持ちがわいた。

「公務」という言葉があるが、
これは公の為に務めるということである。
まさに、公務員とは、公の為に仕事をなさる方々である。

私は、私の子供が小さいときに、
警察官や消防隊員の方と出会うときには、
必ずご挨拶をするようにと教育をし、
私自身も、「ご苦労様です」と皆様にご挨拶させていただいた。

実は、うちの息子には、麻布消防署の少年隊員として
入隊させたこともある。
それは、世のため人の為に生きている人が、
どれほど価値があることかを学んで欲しかったためだ。

よく、世の中には、公務員に対して、
「税金で食べている」というような、非常に失礼で、ネガティブな
物の考え方をなさる方もいるかとは思うが、
これは全くのお門違いであり、今回のような大震災があったときに、
真っ先に現地に直行したのは、公務員である自衛隊員の皆さんであったと
いうことを覚えていてほしい。
 
自衛隊員は、したいしたくないという職務上の葛藤を乗り越え、
自分の使命で、ただただそのことをやり遂げていく。
 
私は、公務員という職業に従事している方々に対し
心から尊敬申し上げる。

日本の社会も、公務員が心から尊敬され、
大切にされる社会であってもらいたいと思う。
また、会社経営そのものも、目先の損得を乗り越えて、
本来は公に務めるという心をもって
仕事をしていくべきではないかと考えている。

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自衛隊での講演を行ったあとは、大阪支社に向かい、夜は
の講師を担当させていただいた。

アメリカのASTDから戻った後なので、
世界の教育トレンドの情報も頭に入り
自分自身の思考も整理された状態で挑んだので、
良い講演になったと自分なりには考えている。

そして今日は、朝一番で大阪から東京に戻り、
これから、社会保険労務士の70名の方々を対象に
講演を行わせていただく予定である。
夜は、アチーブメント本社にて、
勤めるという、ダブルヘッダーのスケジュールである。


日々、用いられていることに感謝である。
私の本質的な天から与えられている仕事は、
人材開発分野の専門の研修トレーナーであり、
講師という仕事が、私が一番自分のやりたい仕事だと思っている。

人の中に内在する無限の可能性を引き出し、
自分に縁あるすべての人を、物心ともに豊かな人生に導いている
この仕事に私は生きがいを見出している。

私自身、徒手空拳からスタートした人生だが、
自分の存在理由、生かされる目的を考えるときに
やはり私は、人材開発、能力開発、パーソナルディベロップメントの
頂点を目指していく存在であると、自分自身で考えている。

企業は人なりという言葉があるが、
組織を構成する一人ひとりが、目的目標思考で
健全な物の考え方を持ち、責任ある存在として社会に貢献していけば、
この社会は必ず良い社会になると思っている。

今、日本の社会に一番大切な、
人材教育という仕事に従事しながら、
世のため人の為に貢献していける人生を
これからも全うしていきたい。




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