過去は教師

先日の会議では、社員に対して

「過去は教師であり、過去から改善を学ぶこと」というテーマでメッセージをした。

 

「成功の反対は、失敗ではなくキャリアである」という言葉がある。


しかし、ここで私たちは過去と同じ失敗を繰り返していないか?
ということを振り返らならければならない。


失敗を失敗で終わらせず、自らのキャリアにするということは、
同じ過ちを繰り返さないよう、反省し検証し同じ失敗を繰り返さないようにしなければならないということだ。

 

仕事の期限は必ずやってくる。

だからその前に想像力を働かせ、事前対応することが必要である。

過去を教師にできれば、「こんな時はどうだろう」「もしこうなったら...」と
事前対応の幅を広げることができる。

 

成果から逆算し、考えて仕事をしなければならないということである。

 

考えて仕事をするということは、目的、目標に常に集中し、
何事にも集中して事に当たるということである。
これが成功の秘訣である。

 

先日、横浜などにおもちゃ博物館を開館し、「発掘!なんでも鑑定団」の

鑑定員としても活躍されている北原照久さんにお会いしたが、
北原さんも、著名になる前は「365日休まず、10年は仕事に打ち込んだ」とおっしゃっていた。

 

 10年は基礎づくりの期間である。


何歳からでも良いが、卓越するためには、10年は仕事に没頭する期間が必要である。
私も脇目もふらず営業に没頭し、トップセールスとなり、
その後マネジャーの仕事に没頭し、トップマネジャーとなった。

 

仕事に打ち込まずしてその仕事の指導者になることはできない。
目的目標にむかって、必死になって働いたという歴史を自分の中に作ることが、
その後の人生を創りだすと私は考えている。

 

未来は過去の延長だろうか。それとも今の選択だろうか。
未来は選択の結果だろうか、偶然の産物だろうか。

 

私にとって50代の未来は20代の選択の結果であったとつくづく思う。
過去の教訓から学び、未来から逆算して
若い人には、将来の物心ともに豊かな人生から逆算して、今を生きる生き方を実践してほしい。

 

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