先週までアチーブメントテクノロジーコース71期を開催し、
377名の経営者の方にお越しいただいた。
講座では机上の空論ではない、
実学の経営手法をメッセージしている。
事実、アチーブメントは10月で39期目を迎え、
おかげさまで昨期は、
売上・経常利益ともに過去最高業績で終えることができ、
結果的に売上81.8億円、経常利益28.4億円で着地した。
これは単なる偶然の結果ではない。
私はこれまで、経営者として組織を率いる人間として
常に「長期的、本質的、客観的」な視点で意思決定を行ってきた。
1992年に開講した『頂点への道』講座スタンダードコースを
多くの地域で開催していくために
プログラムをゼロから再構築し、講師育成を行い、
2013年に仙台でテクノロジーコースが初開催。
今では私がいなくても全国各地で約500回開催され
『頂点への道』講座の新規累計受講者数は7万名を数える。
決して一人では成し遂げられないことだ。
また事業承継に向けて着々と事前に手を打っている。
私もいつかは第一線を退く時が来る。
体力、知力がなくなってからでは遅いため、
新卒から育てた後継者候補となる人材を役員に抜擢した。
これらはすべて思いつきの場当たり的な行動ではなく
常に組織の永続的な発展を見据えた判断である。
「未来を考える時間」を最優先に確保したからこそ、
適切な意志決定を行い、現在の組織体を創りあげることができた。
朝早く起きて、目的目標を確認し、1日の行動計画を立て
「80:20の法則」に基づいて2割の優先事項を明確にして
優先順位の高いことから実行する。
どんなに忙しくても毎朝必ず目的目標に目を通す。
さらには3か月に一度は必ず河口湖や鋸南町の執務室に向かい、
すべてを遮断し、10年後、20年後の会社の未来を考える時間を確保している。
多くの経営者は、日々のオペレーションや目の前の問題解決に追われている。
「忙しくて、未来のことなど考える暇がない」と。
しかし私は断言する。
経営者とは「考えること」で価値を生み出す人である。
経営者の会社のデザインが、そのまま組織の成長や発展の限界を決めるのだ。
組織の「未来を描く」こと。 経営者にしかできない、最も価値ある仕事である。
目の前のことに着手したくなることも分かるが、
今すぐスケジュール帳を開き、
まずは「未来を考える時間」を確保していただきたい。
3日間のアチーブメントテクノロジーコースも
絶好の「未来を考える時間」になるだろう。
経営者であるあなたの「考える時間」が、
新たな未来を創造し組織をさらなる発展に導くのだ。









