先日米国に行き、シカゴで開催された
ナポレオン・ヒル財団の理事会に
同財団のアドバイザーとして初めて出席した。
ご存知の方も多いと思うが、
今年の3月に私はアジア人として初めて
ナポレオン・ヒル財団よりゴールドメダルをいただき、
CEOのドン・グリーン氏には
JPSAの特別顧問に就任いただいている。
今回の理事会では、
CEOのドン・グリーン氏をはじめ、
有名大学での奨学金制度や教育支援を主導され、
ナポレオン・ヒル財団の発展に長年貢献されている
ジム・オールソン氏や
マクドナルドのフランチャイズオーナーとして
全米トップの売上を誇る店舗を経営する
フィル・フエンテス氏にお目にかかった。
成功哲学を世の中に広め
日本、そしてアジアをより豊かな国にしていくために
我々がどのように貢献できるか、
その活動と展望について熱く話し合った。
今回の渡米で、
特に私の心に深く刻まれた出来事がある。
それは「人間は自分が考えたとおりの人間になる」という
言葉を残した故アール・ナイチンゲール氏の
ご子息とお会いした時のことだ。
私は彼にこう尋ねた。
「数多くの、世界的に著名な指導者に
あってきた中で、彼らに共通することは何ですか」と。
熟考した後に、彼は一言で答えた。
「愛です」と。
私はある言葉を思い出した。
「愛が動くとき、不可能は可能に」。
自分を愛し、隣人を愛する。
相手を思う心、真剣に相手を勝たせたいと思う心や真心だけが
自分や相手を動かすことができる。
人が抱くあらゆる「恐れ」に打ち勝つ
最大の力は「愛」なのだ。
私は29歳でバイブルと出会い、
愛を人生の中心に置いてから
物事の判断する基準が
自分さえ良ければよいという
利己的な考えから利他的な考えに変わり、
徐々に人の力を借りられるようになった。
その結果、これまでできなかったことが
成し遂げられるように変わっていった。
私は「成功哲学」と「選択理論」を掛け合わせた
この教育が広まり、愛を土台に
「目的目標達成型」の個人が増えることで
組織が変わり、社会が変わり、
やがて国家そのものが良くなると確信している。
現在、世界で起きているテロや紛争など、
あらゆる社会問題を引き起こしているのは、
突き詰めれば「個人」である。
この教育を広めることは、健全な個人と組織をつくり、
ひいては世界平和につながる道である。
これからもナポレオン・ヒル財団と力を合わせ、
日本からアジア、そして世界へこの教育を広げていく。
そのミッションに、私はこれからも命を燃やし続ける。









