企業繁栄の秘訣は、「果実」ではなく「種まき」や「水やり」に焦点をあてることである

「利益は目的ではなく、結果である」。
これは私が、長年伝え続けてきたメッセージの一つです。

創業時、先輩経営者から、「経営の目的は利潤の追求だと経営学の本に書いてあるじゃないか。そんな綺麗事を言っていたら会社を潰すぞ」と笑われたことがあります。
数十年の月日が経ち、結果としてそう言っていた経営者のなかには会社をたたまれたり借金を抱えられた方もいます。
対してアチーブメントは34期目に入り、年々発展をし続けてきました。

この違いを創り出しているのは、売上・利益に対する考え方です。

売上・利益とは、木に例えれば「果実」です。
どんな木も、いきなり果実が成ることはありません。
まずは種を撒き、立派に育つ環境を整え、水や必要な栄養を得てこそ、きちんとした果実が成ります。
果実とは、あくまでそうした努力の結果なのです。

これを企業経営で考えると、焦点を当てるべきは、どれだけ売上を伸ばせるかではなく、どれだけ縁ある方々に貢献できているかどうかです。
「何事でも人々からしてほしいと望む通りのことを他の人々にもそのようにしなさい」という、聖書に記された黄金律の考え方に生きるということです。
つまりは、お客様をはじめとする、縁ある方々の役に立ち、喜んでもらうこと。その積み重ねの上に発展があります。

3月に、JPSA会員限定のスタンダードコースを開催しましたが、これは売上や利益を考えて生まれたアイデアではありません。コロナ禍においても、よりよい社会の実現のためにJPSA活動に尽力くださっている。その取り組みに対して、心の底から湧き上がった感謝を形にした一つのイベントでした。

結果、ご参加くださった約450名の方々が満足してくださって、回り回って、さらなる大きな影響の輪に広がっています。
「利益をいかに出すか」ばかりを考えていては、この結果は決して作られることはなかったでしょう。

経営をしていると、様々な外的要因の影響を受けますが、いついかなるときも、三方良しの企業理念から一貫した目の前の縁ある人への貢献を考え、誠実に着実に事業の舵取りをしていくことが、企業の繁栄を生み出す成功の原理原則です。

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