成功している人は、20代30代で何を行ってきたのか

弊社では10月が期首のため、例年この時期になると人事異動の発表がある。
そうした中では、まれにだが、本人の希望通りの配属にはならない社員も出てくる。

どの部署に配属するかは、経営陣と人事が、その社員一人ひとりの長所、天与の才を見て、全体の必要性に応じて、適材適所の人事配置を考えている。
会社としては高い報酬を支払ってあげたい。
だから、その人が最も高いパフォーマンスを上げられるように、最も能力を活かせる場を与えてあげよう、ということで配属をする。

ここで重要なことは、その背景を理解し、何にフォーカスをして生きていくのか。
自分の主義・主張はいったん横に置いて、自分がこのアチーブメントという会社に、何をするために入社したのか、その決断を最後まで全うするという姿勢が重要だ。

なぜこの会社に入社したのか。
目的を果たすために、今自分が行うべきことは何か。
そして中長期でどうすれば会社のビジョンと自身の理想とする人生を擦り合わせることができるのか。
創造性を発揮し、擦りあわせられるかどうかも重要な能力である。

我々は自分の思考と行為しかコントロールできない。
組織における異動や配置転換は自分ではコントロールしにくい領域である。
そのなかで、コントロールできることに集中をし、自分自身のキャリアデザインをしっかりと描いて実践していくことが不可欠である。

10年先、20年先まで本当に逆算して描き、その上でいま自分の果たすべき役割をしっかりとやり遂げていく。
描いていたことと違うことが発生した場合には、軌道修正をし、描き直す。
この繰り返しがキャリアをつくっていく。

未来を鮮明に描くことができ、何か想定外のことが起こったとしても軌道修正できる人が社会では上に上がっていく。

阪急・東宝グループ創業者の小林一三氏の言葉「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」。
ぜひ多くの若い人たちには、このことをしっかりと心に留めながら、目の前のことに特別熱心に頑張ってもらいたいと思います。

34年間追求し続けてきた「人軸経営」の真髄を120分に凝縮してお伝えします。

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