改善主義vs完璧主義

私は改善主義者ではあるが完璧主義者ではない。
それどころか、もともと人間は不完全な存在であると考えている。
死ぬまで完璧、完全にはなれないし、この世に非の打ち所が無い完璧な人間など存在しないと思っている。
能力開発のプロコンサルタントらしくない発言のようだが、そのような前提にたって研修プログラムを設計している。
不完全だからこそ、私たちは学び、成長し理想に向かって努力できるのである。
完璧、完全とは完成であり、それ以上は無い状態である。
完璧、完全主義に陥ると自分にも他人にも外的コントロールを使い、人は落ち込みを選択することがよくある。
もともと不完全な存在である自分自身をあるがまま受け入れ、最善を尽くす努力は惜しまないと自分を鼓舞し、「出来ることしか出来ない」と達観してみるのも一つである。
これは決して開き直りではない。
コントロールできることに焦点を合わせるという意味合いである。
私は日々改善を心がけ、小さな努力を積み重ね生きている。
個人も企業も理想と現実にはギャップがあり、そのギャップゆえに悩み成長していくものだ。
それゆえにあくまで現実の延長線上にしか理想はおかない。
その意味は今日の改善の中に明日があるということである。
そして今日をコントロールすることに焦点を合わせ現場、現実、現象、を客観的に捉え、状況を改善していけるように努めている。
日々、自らの思考と行為を一致させれるように精進し、実行、実践、実績を重んじ、理論や理屈に振り回されないように、あくまで今日出来ることに最善を尽くして生きてきたし、これからもこの生き方は変えるつもりは無い。
実績は実在であり、成果こそ全てである。
現実の延長線上にしかサクセスは無い。
答えは実践の中で見つけるものだ。
時間の使い方とお金の使い方はその人の優先順位が顕著に現れる。
頭でわかることと体で解ることの差を知り、まずは目的目標に向かって、日々改善を積み重ね、
最善を尽くしていくことが成功の道であると信じている。
トレーナーは自ら成長し続け、変革し続けていかなければ良い研修は出来ない。
努力精進、一生勉強、をモットーに今日も最善を尽くす一日がまた始まる。

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