先日は阿部洋己元キリンビバレッジ社長を塾長とした
実践理念経営塾にて、
伊藤景パック産業の伊藤景一郎社長にご講演をいただいた。
第2期の第3回目の講義であったが、
今回もお忙しい中、全国から15名の経営者の皆様が
こうしてともに学びにいらしてくださったことに感謝している。
伊藤景パック産業は、明治43年創業、売上高は160億円を超える。
お菓子のパッケージを販売する業界の中では
圧倒的な業績を残されている企業だ。
「繁盛提案を続け、強豪のないオンリーワン企業になる」
という講演テーマであったが、
まさに、お客様第一主義を具体的に実践されている
素晴らしい経営であった。
伊藤景パックの事業は、パッケージを売ることが目的なのではなく、
お客様が繁盛することが目的なのである。
そのために、自ら「デザート生活デザイン研究所」を立ち上げ、
お菓子業界の分析を行い、
お客様に売上が上がる提案をするのである。
その中で、パッケージをひとつの手段として、
最適なパッケージを提案するのである。
「相手の求めるものを与えることで、自分が求めるものを得る」
ことが成功の秘訣だと私は考えているが、
まさにこの王道を行く経営であると感動した。
今の世の中では、社員とその家族、取引先、お客様、社会など、
「人を幸せにできる経営」が強く求められている。
消費者や社会の目はますます厳しくなり、
真に必要とされる会社しか生き残れない時代がやってくるだろうと思う。
多くの経営者が経営の目的を明確に持ち、
人を幸せにできる経営を実践できるよう、私も日々全力を尽くす。