組織を守り抜くために経営者が持つべき「財務管理力」とは?

経営者が組織の舵取りをする上で大切な力とは5つあると、私は経営者向けの講座でお伝えしています。

1、採用と育成力
2、営業・マーケティング力
3、商品開発力
4、事業戦略構築力
5、財務管理力

この5つです。
どれも会社を存続・発展させるためには欠かすことの出来ない重要な要素です。
全ての実務までを経営者自身が完璧にできるようになる必要はないかも知れませんが、マネジメントができるレベルの知識や経験は必要です。
特にこれは、「5、財務管理力」に当てはまると言っても良いでしょう。

企業経営においては、キャッシュ(現金)が尽きたときに倒産が訪れます。
東京商工リサーチの調査によると、2018年に倒産した企業のうち、実に半数以上は黒字でした。帳簿上では利益を出しているにも関わらず、手元に現金が残っていないために、借入を返済できずに倒産に陥ってしまう、いわゆる黒字倒産です。

たとえ売上や利益が出ていたとしても、「うまくいっている」と思い込んで財務を重要視しなかったために、痛い目にあってしまうことが多くあるのです。
だからこそ、アチーブメントでは、創業以来キャッシュフローを何よりも慎重に管理をしてきました。

もちろん、経理処理や、会計、月次決算などといった細かな作業自体は、私も自分で全てをやっているわけではありません。

しかし、今の会社のキャッシュフローは良い状態か。
より発展させるために適正な投資とは何か。どこまでリスクをとって良いのか。
などといった判断は、私の中で明確な基準があります。
経営者は、理念から一貫した、財務管理力が求められるのです。

以前に、知人のクリニック経営者の方から噂に聞きましたが、医療業界では財務に関する専門知識が疎い先生を狙って、悪徳税理士が異常なまでの顧問料を請求して、甘い蜜を吸っている人がいるそうです。

特に開業医の先生は、医療技術を磨き上げるという一本勝負で生きてきた方が多くいらっしゃるので、経営に関してはお得意でない先生が多いと聞きますが、その穴を狙った詐欺まがいなサービスで、残念で仕方ありません。
しかし、組織を経営する立場として考えれば、財務に関する知識を持っていさえすれば、回避できることでしょう。

そこで、医療業界向けに財務の知識をお届けすることに少しでもお役に立ちたいと思い、私が顧問を務めている南青山アドバイザリーグループ 代表の仙石実先生とともに、1日の研修を行います。

医療業界の方限定にはなりますが、興味ある方はぜひご参加ください。
コロナ禍のいま、半数以上の医院が赤字経営に陥っているという統計結果があります。
この状況だからこそ、存続・発展するための知識を是非身につけてください。

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