『教育』から『啓育』へ

9月24日木曜日に青年会議所時代の旧友である、下村博文自由民主党政務調査会長の博友会講演会に参加し、来賓の挨拶でメッセージをさせていただきました。

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下村さんは子どもの頃にお父様をなくされ、貧しい経験、あしなが育英会を活用して進学した経験をお持ちです。そういう環境で育ったことで、良い社会にするという志が育まれたのだと思います。私も新聞少年でした。北海道の雪がしんしんと降る中で配達をしていました。貧しい家庭で育つということは、弱い人の心がよく分かるようになるとういうことです。「人は流した涙の分だけ、人に優しくなれる。」下村さんの中にある人間愛、人としての人間力をいつも感じています。

講演会では、気になるデータがありました。経済協力開発機構(OECD)が2018年に「生徒の学習到達度調査(PISA)の調査」を実施した結果のデータです。調査の1つに、4段階「まったくその通りだ」「その通りだ」「その通りでない」「まったくその通りでない」で以下の質問に回答するという内容があります。

(1)自分の人生には、明確な意義や目的がある。
(2)自分の人生に、満足いく意義を見つけた。
(3)自分の人生に意義を与えるものは何か、はっきりとわかっている。

この3問で「まったくその通りだ」「その通りだ」と肯定的な回答をした高校生の割合は74ヵ国中74位。最下位です。この結果は、ほとんどの若者が生きる目的を見つけられていないことを示しています。若年層の死因のNo.1が自殺である要因にもなってしまっているのでしょう。

これまでの日本の教育は、インプット教育が中心でした。しかし、”education”の語源であるラテン語の”educo”を考えると、「外へ」を意味する前置詞”ex”と「導く」を意味する動詞”duco”が合成されてできた言葉であり、アウトプット教育が本来のあるべき姿です。高度経済成長期にはインプット教育の成果で国が発展したことは事実です。しかし、変化が必要です。私は今の時代に必要なのは、下村さんの言葉でいえば『啓育』です。

『啓育』は才能をひき出すという意味から、啓発教育をつめて啓育です。生徒一人ひとりの能力を啓くことによって、時代に対応できる人材育成をしていくことが求められます。アチーブメント出版から「啓育立国」を出版していますので、ご一読ください。私もアチーブメントテクノロジーを日本の津々浦々に広め、生きる目的・志を明確にする教育がスタンダードになるように活動していきます。経営者は政治に無関心であってはなりません。国家の繁栄は指導者の国家経営の能力にかかっています。政治に積極的に参加し、責任を持って良い指導者を選び支援していきましょう。

28年間にわたり、経営者や各分野のプロフェッショナルに伝えてきた「目標達成の技術」を30分の動画に凝縮しました。
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