頂点に登り詰めた人を突き動かす『原動力』とは

先日、元キックボクサーの武田幸三さんと
お話しさせていただく機会があった。
そのなかで一つ感じたことがある。

それは、各業界やその道で頂点まで登り詰めた人には共通点があり、
それは、誰かに絶対にできないと言われたとしても、
非難されたとしても、迷いや葛藤があったとしても、
それを乗り越え『何がなんでも成し遂げてやる』と一歩前に踏み出す
【燃え盛るような想い】をもっているということだ。

武田さんは幼い時に火事で家を失い、さらに両親が離婚。
住むところがないなか、知人の好意で、
工場の倉庫に住まわせてもらう。
そんな経験をしたそうです。

その後、母親が再婚した元ボクサーの養父や、
小学生の頃から好きだった映画「ロッキー」の影響を受け、
キックボクシングの世界に飛び込み、
治政館ジムの館長である長江国政師匠との出会いもあり
日本では20戦20勝の連勝。
恐いものがなくなり、
キックボクシング発祥の地タイで自分の実力を試したくなり、
ムエタイに挑戦。

しかし、リングに入って対戦相手と対峙した瞬間、
5歳から200戦以上も戦い抜いてきている
相手の「覚悟」に圧倒され、恐怖心に襲われ
5ラウンドの間、逃げ回る試合になったそうだ。

お客様からの信用も失い、次の試合からは一切、
お客様の入らない時期が続きどん底を経験。
引退することも考えたそうだが、
そのとき、もう一度、チャンピオンを目指そうと
自らを突き動かす原動力になったことは
育ててくれた母や養父、
そして治政館ジムの館長でもある長江国政師匠の恩に報いたいという気持ち、
幼少期に味わった貧困への反抗心だという。

この人たちを裏切ってはいけない。
もう一度登り詰める。
そう覚悟を決め、足から血が出るほどサンドバックを蹴り続け、
トレーニングを重ねた結果、
お客様も少しずつ戻ってきてくれ、
ついにはチャンピオンに返り咲いた。

この話を聞いたとき、
武田さんと私は自分自身の貧しかった幼少期を想起し、
貧乏を脱し、育ての親、実の母に楽をさせてあげたい、
ビジネスや人としての在り方を叩き込んでくれた恩師の期待に応えたい。
『何がなんでものし上がる。』
そんな燃える盛る想いをもって、
50年歩んできた自らの社会人人生と重なるものを感じた。

「何がなんでも」という燃えるような想いは、
決して人から与えられるものではない。
自らの内側から湧き上がるものであり、
誰もがもっているものだ。
苦難や葛藤のない人生はない。
しかし、自分だけの一度の人生だ。
是非、自分との対話を繰り返し、
自分だけの「何がなんでも」という燃えるものを見つけ出し、
頂点へ登り詰めていただきたい。

▼武田さんがスーパーバイザーを務める「日本キックボクシング協会」主催
▼【Challenger 6】の詳細はこちら
https://jka-japan-kickboxing-association.jp/schedule/challenger6/

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